【税理士試験対策】所得税法無料講座!第1回【概要】

初めまして。

いきなりですが、趣味で税理士試験受験生の為に所得税法の基礎を投稿していきたいと思います。

所得税法の担当講師の経験もあるため、少しでもお役に立てれば…と思いました。

毎日は無理ですが、試験(すべての範囲をできるかは分かりません(;。;)ご容赦ください)を受けるための知識をできるだけ発信していきたいです。

解釈は自分なりの意見も交えています。また、税制改正に随時対応するように更新をしていきますが、時間がかかる場合がございます。

※税法は暗記の学習ではありません。自分で図にして考えてみるといった「自分で考えるスタイル」で学んで欲しいです。そうしてたくさん正しくインプットしてください。

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所得税とは?

所得税とは…

個人に対して徴収する税金です!

では、何を基準に税金を徴収するのか?

それは、所得に対して税金を徴収します。

所得というと用語が難しいですから

今はもうけ

と思っていてください。

つまり、要約すると所得税は

「個人のもうけに対して徴収する税金」

です!

課税とは?

もうけに対して税金が徴収されることを「課税される」といいます。

課税とは税金を「課する」ことをいい。

「課する」とは義務や負担を一方的に割り当てる、押し付けるという意味です。

つまり、個人にもうけがある場合は国から一方的に税金を払え!!

と押しつけられることをいいます。つまりヤンキー

計算方法

では、所得税の計算方法はどのようになっているのでしょうか?

簡単に説明するのなら次の算式になります。

(所得金額-所得控除)×税率

ここでも難しい用語でてきましたね。

順に説明していきたいと思います。

税率

まずは税率から説明していきたいと思います。

税率とは、税金を徴収する割合のことです。

例えば、Aさんのもうけが100円だとします。

そして、税率が20%としましょう。

そのとき、所得税が課される金額は100円×20%=20円ということです。

つまり税率は、「もうけに対していくら税金をとるのか?」

という基準というわけです。

では、所得税法の税率の割合は何%なのでしょうか?

その前に税率についてもう少し詳しく見ていきましょう。

税率の種類

税率には2種類あります。

・比例税率

・超過累進税率

です。

ちなみに所得税法では「超過累進税率」を採用しています。

比例税率とは?

比例税率を採用しているのは法人税などです。

比例税率を簡単に説明しますと

「もうけの金額の多寡を問わず税率が一定である」

です!

例をあげましょう

A法人:もうけ100万円

B法人:もうけ1億円

としましょう。

このようにB法人の方がたくさんお金を稼いでいますが、税率は同じです。

では例えば税率を20%としたときに徴収されるそれぞれ税金は…

A法人:100万円×20%=20万円

B法人:1億円×20%=2000万円

ということになります。

超過累進税率

では、超過累進税率とはなんでしょうか?

簡単に言えば、「もうけが多くなるほど税率も高くなる」

です。

つまり、たくさん稼げば、税金が徴収される割合が大きくなるということです。

では、どのくらい稼いだらどのくらいの税率になるのか?

という疑問があると思います。

これは、もう既に法律で決まっています。それが次の表になります。

所得(もうけ) 税率
195万円以下 5%
195万円超 330万円以下 10%
330万円超 695万円以下 20%
695万円超 900万円以下 23%
900万円超 1800万円以下 33%
1800万円超 4000万円以下 40%
4000万円超 45%

※ もうけと記載していますが、まだ序盤のため簡単な用語で説明しています!

ただし、ここで注意しなければいけないことがあります!

この図を見ると、この様な解釈をされる方が大半でしょう。

例えば、500万円稼いだら税率は20%だから所得税は

500万円×20%=100万円だ!

と思うかもしれません。

しかし、それは間違いです。

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超過累進税率の考え方とは?

では、実際にはどのように計算していくのでしょう?

結論からいうと段階的に計算していきます。

詳しく説明すると

先ほどのもうけが500万円だった場合で説明します。

195万円までは税率は5%としていますので

500万円のうち、195万円までは5%までしか税金徴収しませんよ

195万円から330万円(差額135万円)は税率は10%としていますので10%までしか税金徴収しませんよ

ということです。

よって、このような計算方法になります。

1:195万円×5%=97,500円

2:(330万円-135万円)×10%=135,000円

3:(500万円-330万円)×20%=340,000円

合計:572,500円

となります。

これが、公平だからです。

例えば

Aさんは195万円のもうけ

Bさんは196万円のもうけ

だとします。

Aさんは195万円以下だから税金は195万円×5%=97,500円

Bさんは195万円超なので税金は196万円×10%=196,000円

となった場合もうけから税金を差し引いた残りはいくらになるでしょう?

Aさんは1,950,000円-97,500円=1,852,500円

Bさんは1,960,000円-196,000円=1,764,000円

Bさんの方が稼いでいるのに税金を徴収されるとBさんの方がお金が少なくなるのです。

これは不公平ですよね?

公平とは?

公平とは平等のことです。

比例税率の方が公平と思うかもしれません。

しかし、所得税法では、お金持ちにはたくさん税金を徴収し、そうでない人になるべく徴収しないという方法を公平としています。

個人からお金を徴収しますので、それぞれ生活もありますから単純に比例税率で税金は徴収できないのです。

速算表

最後に超過累進税率による税金の計算の仕組みは理解していただけたと思います。

ただ、このような方法は実にめんどくさいですよね。

特に税率が上がれば上がるほど、算式が増えていく…

となります。

なので、その手間を解消するために、速算表というものがあります。

その表がこちらになります。

もうけ(所得) 税率 控除額(円)
195万円以下 5%
195万円超 330万円以下 10% 97,500
330万円超 695万円以下 20% 427,500
695万円超 900万円以下 23% 636,000
900万円超 1800万円以下 33% 1,536,000
1800万円超 4000万円以下 40% 2,796,000
4000万円超 45% 4,796,000

例えばもうけが500万円としましょう。

500万円×20%-427,500円=572,500円

このように一発で求めることが出来ます。

実際に問題を解く時などもこの表を見て税金を計算します!

ちなみに控除額とは「余計な部分」と思ってくれればいいです。

195万円までは5%、195万円超から330万円までは10%が本来の税率ですので、20%までの差額が余計な部分となります。

今回の場合は195万×15%(20%-5%)+135万×10%(20%-10%=427,500円

そこまで気にする必要はないのですが、軽く理解しておくといいでしょう。

問題

上の表を使用して実際に所得税を計算してみましょう!

問1:もうけが2000万円の場合は?

問2:もうけが4500万円の場合は?

答えは第2回で掲載します!

まとめ

今回はここまで!

超過累進税率の考え方をしっかりとマスターして欲しいと思います!

次は「所得金額」について説明していきます。

ありがとうございました!

続けて学びたい方はこちら(リンクが貼っていない時は作成中です)

【税理士試験対策】所得税法無料講座!第2回【所得金額とは?】

この記事は作成当時(公開日又は更新日)の施行法令等に従って作成しています。

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