【税理士試験対策】所得税法無料講座第14回【純損失の繰越控除②】

おつかれさまでーす

前回の続きです。

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損益通算・繰越控除のまとめ

損益通算と繰越控除のそれぞれの取り扱いは

あさーくみていったと思います。

では、これらの計算の流れをみていきましょう。

例題で

考えていった方がわかりやすいので、それで説明していきます。

<平成××年(青色申告者)>

1 各種所得

① 事業所得△100

② 不動産所得30

2 課税標準

・ 損益通算

△100+30=△70→純損失の金額(平成××+1年に繰越)

<平成××+1年(青色申告者)>

1 各種所得

⑴ 事業所得△20

⑵ 不動産所得200

⑶ 一時所得30

2 課税標準

⑴ 損益通算

△20+200=180

⑵ 繰越控除前の総所得金額

180+30×1/2=195

⑶ 純損失の繰越控除

195+△70=125(総所得金額)

数字をつかって

ぱーーーーーと計算していきました。

分かりましたよね?w

分からない人の為に説明していきましょう。

今回の例題は2年分の資料を与えたものです。

初年度は

単純に損益通算をしても通算しきれない金額が純損失として

今回は青色申告者なので全額翌年に繰り越す

という流れです。

前回と同じ!!!!

では2年目ですね。

2年目も損益通算ができ

また、前年分の純損失があるやん!

といったとき

まず、どの様に計算するのか?

ということです。

それは、例題でも示したとおり

損益通算をまず

行います。

そして、そこで注意して欲しいのが

損益通算が終了したら

いったん、繰越控除前の総所得金額を計算しなければいけません。

つまり、純損失は残っているけど(まだ計算上考慮しないまま)

総所得金額を構成する所得は

いったん、合計しよーぜ!!!

ということです。

これをする理由としては

まずその年分のその人の収益力を計算したいからです。

収益力の計算は後々重要となってきますので

しっかりと確認してください。

そして、その後に純損失の繰越控除の計算を行います。

ここで、前年以前の純損失と

本年を通算していきます。

ここで計算されるのが課税標準の金額となるのです。

課税標準の金額とは本年分の担税力を指します。

まとめると

合計所得金額=本年分の収益力

課税標準の合計額=本年分の担税力

です。

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細かい損益通算の留意点

損益通算では少し留意すべき点があります。

それは競走馬です。

競走馬が事業用ならば特に説明することはありません。

ただし、競走馬が事業用以外の場合は留意していください。

事業用以外の競走馬は「生活に通常必要でない資産」に区分されます。

競走馬に係る譲渡は総合課税ですが、その譲渡損失は損益通算できません。

しかし、とある所得だけは損益通算が出来るのです。

ではそれは、なにか???

答えは…

譲渡した競走馬から得た所得のみは損益通算できます。

対応関係があるため、損益通算を認めるのです。

ここでも例題を出します。

A競走馬から得た償金 300

B競走馬から得た賞金 200

A競走馬譲渡損 △400

とします。

この△400は本来損益通算できずに

終わりですが。

今回は譲渡した競走馬から得た償金があります。

今場合はその300と△400が損益通算できるのです。

ただし、A競走馬の譲渡損とB競走馬の償金は損益通算はできません。

対応関係がないからです。

あしからず

まとめ

損益通算は正直難しくないのですが、最初は慣れないです。

がんばるしかないです。

たくさん問題解いていくしかないです。

がんばってね

以上が繰越控除①です。

続けて学びたい方はこちら(リンクを貼っていない時は作成中)

【税理士試験対策】所得税法無料講座第15回【雑損控除】

この記事は作成当時(公開日又は更新日)の施行法令等に従って作成しているつもりです。

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