【税理士試験対策】所得税法無料講座第13回【繰越控除①】

お疲れ様です。

前回は損益通算でしたね。

今回は繰越控除ですよ!

そうですよ

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繰越控除とは?

繰越控除とはなんでしょう?

前回のお話に戻るのですが

損益通算ありましたよね?

他の所得と通算するよってやつ

通算するのはいいですが、もし、利益よりも、赤字の方が大きい場合はどうなるのでしょう?

基本的には所得税法は暦年課税ですから

切り捨てです。

つまり何も考慮されない。

ただし、暦年課税は人為的に区切ったにすぎず、得に理論的根拠もないことから

1年単位で計算を終了させるのは

やはり、納得がいかないのです。

なんでーとなるのです。

激おこです。

ですので、そこを考慮し、繰越控除という規定が設けられました。

なお、繰り戻し還付というものもありますが今回は無視!!!

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純損失

損益通算しても赤字が残る金額のことを

純損失といいます。

例えば

事業所得△40

不動産所得20

だとしたら

△40+20=△20

マイナス20=純損失の金額となります。

なお、損益通算の延長線上のはなしとなってくるため

純損失になり得るのは

不動産所得・事業所得・譲渡所得(一定の)・山林所得

のみです。

注意してね!

繰越額

では次に注意する点としては

繰越額になります。

純損失繰り越せるよー

といいましたが

実はそうではない場合があります。

ではどういった場合か?

どの前にまず

確定申告書には2種類あります

青色申告

白色申告

これらの申告で実は翌年に繰り越せる金額が変わってくるのです。

ではまず

簡単な方から!

青色申告

これは、すべて繰り越せます!

以上

簡単でしょう?

白色申告

これは、変動所得の損失と被災事業用資産の損失のみが繰り越せます。

今回は被災事業用資産の損失のみ説明します。

繰越額は被災事業用資産の損失を繰り越せます。

では、まず被災事業用資産の損失って?

被災・・・災害

事業用資産・・・事業で使っている、固定資産とか棚卸資産

損失・・・本体損失+災害関連支出(取壊し費用など)

です。

まず、この差異なのですが

青色申告書とは簡単に説明すれば、正確な帳簿記帳により計算された損失額

のため、「由緒正しい数字」という前提があるため全額OK

白色申告は、それを行わないため、その前提がない

よって原則は繰り越せないという事になります。

ただ、災害によって損失を被った場合はどうでしょう?

たとえば、地震発生!!!

店舗が壊れたー

営業できないー

売り上げ下がるー

損失だー

損益通算しても

赤字が多額に残るーーー

はい、繰り越せない

頑張ってね^^

酷くないですか?

他に理由はあるのですが

これが一番しっくりくるでしょう

なので、じゃ災害でかわいそうな貴方には

その災害で被った損失部分を限度に繰り越していいよー

という特例があります。

では具体的な繰越額はどうなるのか数字で説明しましょー

例題

事業所得△100

うち、被災事業用資産の損失30が含まれている。

不動産所得50

では、みていきましょー

まず、損益通算できますよね?

あ、損益通算は青色申告・白色申告関係なしに出来ますからね!

△100+50=△50

です。

では、ここで質問なのですが、この不動産所得50は

被災事業用資産の損失から優先的に通算してると思いますか?

それとも、それ以外の損失から通算していると思いますか?

考えてみてー

まぁ、簡単ですよね笑

まず、白色申告者は被災事業用資産の損失しか繰り越せません。

では、被災事業用資産の損失から通算していると考えると

翌年に繰り越せる金額はいくらですか?

△100+50=△50←この中に被災事業用資産の損失いくら入っているのでしょう?

0ですよね?

ってことは、繰り越せる金額は・・・?

0です。

では逆に被災事業用資産の損失以外から通算していると考えると

△50のなかに

まだ△30の被災事業用資産の損失が残っています。

とゆーことは

翌年に繰り越せる金額が30あるよってことですよね?

どっちが納税者にとって有利だと思います?

当然後者です。

なので、結論は

被災事業用資産の損失以外の損失か

ら通算する

です。

OK?

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繰り越してどうする?

繰り越した純損失の金額はどうやって計算していくのでしょうか?

結論は次です。

まず

1 損益通算

→ 前回説明したとおりにします

その後に

2 総所得金額の計算

総所得金額をここで計算します。

3 繰越控除

そして、ここで繰越控除を考慮します。

ちなみに2で計算した金額を、合計所得金額といいます。

これは、計算期間の年分の収益力を意味します。

イメージは本年分の収益と前年分の損失の通算です。

通算順序は

純損失が総所得金額からなる損失である場合(つまり、事業所得・不動産所得・譲渡所得に係る損失の残り)

総所得金額→山林所得金額→退職所得金額

の順番で通算します。

山林所得金額からなる損失の場合

山林所得金額→総所得金額→退職所得金額

の順番で通算します。

どちらも同じ性質から通算するということです。

繰越期間

では、その損失は何年間繰越期間があるのでしょう。?

損失が残る限り繰り越せるのか?

いいえ!

繰越期間は3年間です!!!!

これは、青、白問わないです。

どちらも3年間ですね。

3年すぎたら・・・???

打ち切りです!

つまり、繰り越せません。

注意してね!

以上が繰越控除①です。

続けて学びたい方はこちら(リンクを貼っていない時は作成中)

→【税理士試験対策】所得税法無料講座第14回【純損失の繰り越し控除②】

この記事は作成当時(公開日又は更新日)の施行法令等に従って作成しているつもりです。

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